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水源をめざして
自伝的エッセー |
| 遠山 啓●著 |
■1977年発行
■四六判・上製 256ページ
■本体1680円+税
■ISBN4-8118-0006-0 C0036 |
戦前は数学のなかに隠遁していたのに、戦後はなぜ人間に向かって歩んだのか。学問や芸術はどんなに人間を豊かにするか。鋭い視点と巧みなユーモアで学問・芸術・文学の深奥に誘う。 ◎朝日新聞評……平易なことばのなかに科学者と人間の融合を感じさせる高雅な随筆。
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■おもな目次
●湿った酒、乾いた酒 詩人失格/宮沢賢治のこと/芭蕉について/湿った酒、乾いた酒/ブレークの「虎」/数学と音楽/感性と知性/科学的とは/バルザックの魅力/フランス人の早熟/風刺文学への期待
●学問の切り売り 学問の切り売り/教育者としてのニュートン/空想の魅力/学問に遊ぶ/プラトンを読んで/アカデミズムの外から
●読書の七癖 読書の七癖/書き直すべきか、なおさざるべきか/格言づくりの名人/歴史のおそろしさ/読まれない名著/挑発的な問題提起/人間への信頼/宣長の机/私塾の思想/「落第生」の歩んだ道/明治の生命力
●縦隊から横隊へ 新しい世界/油断大敵/有限と無限/就職難/エコノミック・チャイルド/心の安全装置/知ることの意味/縦隊から横隊へ/タテ書き、ヨコ書き/年賀状の廃止を/ワルシャワの一日
●小さな橋 小さな橋/犬ずきと猫ずき/三つ子の魂/クモと野火/わが将棋歴/おみくじ/死について/天野清君の思い出/勝田守一さんの思い出/山崎三郎君をしのぶ/広戸淳男君をいたむ
●つづり方開眼 縞の財布/子どものけんか/ガキ大将/つづり方開眼/関東大震災の思い出/液体になる瞬間/数学との再開/八月十五日前後/学校と私/「塵劫塾」の記/私の祖先
●エピローグ 水源に向かって歩く
■著者紹介
遠山 啓(トオヤマ ヒラク) 1909年、熊本県に生まれる。 1938年〜1943年、海軍霞ヶ浦航空隊の海軍教授。 1944年〜1969年、東京工業大学で数学を教える。 1949年、「代数関数の非アーベル的理論」で理学博士。 1951年、数学教育協議会を結成し、数学教育の改革運動をおこす。 “量の体系”“水道方式”など画期的な理論を生みだす。 その理論と実践は数学教育の分野を超えてはかりしれない影響をあたえた 1959年、『数学入門』(岩波新書)で毎日出版文化賞を受ける。 1962年、『数学セミナー』(日本評論社)を創刊する。 1968年ごろから障害児教育の研究に取り組み、“原教科”構想を打ちだし、障害児に教科教育の道を拓く。 1970年、東京工業大学 定年退職。同大名誉教授となる。 1973年、教育の全般的な改革をめざして月刊誌『ひと』(太郎次郎社)を創刊し、その編集代表となり、教育市民運動の中心となる。 1978年、明星学園理事。1979年9月11日、没。 ◎おもな著作 『遠山啓著作集』(全27巻+別巻2)、『競争原理を超えて』 『かけがえのない、この自分』『水源をめざして』(以上、太郎次郎社) 『無限と連続』『数学入門』『現代数学対話』『数学の学び方・教え方』(以上、岩波新書) 『さんすうだいすき』(全10巻+別巻3) 『算数の探検』(全10巻)『数学の広場』(全8巻+別巻1)(以上、ほるぷ出版) ほか多数。
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