| ■おもな目次 
 プロローグ◎ゴミ処分場から見えてくるもの……依田彦三郎
 
 I……ゴミって、なんだ?
 大量生産・大量消費の時代を越える道……東井 怜
 脱原発運動は元気がでるよ
 大量生産の落とし穴、被害も大量に/「消費者」が政治・経済の舞台に初登場/
 夢を現実にする技術開発、購買欲を生産するCM/加害者と化した消費者
 [授業]自動車産業って、なんだ?……千葉 保
 大量生産・大量消費・大量廃棄のシステム
 世界最初の自動車は時速14キロ/フォード方式は6割のシェアを独占/モデルチェンジ作戦で購買意欲をあおる/
 GMはロス市の路面電車を撤廃させた/トヨタのG1トラックは外車より安かった?
 
 II……アルミ缶は、どこへ行く?
 あき缶リサイクルするなら、アルミ缶の授業をしよう……依田彦三郎
 大流行のリサイクル運動、その虚と実
 「資源リサイクル」すればするほど「ゴミ」は増える/
 リスクをアジアに負わせてアルミ缶の大量消費が急激にふえつづける
 [授業]アルミ缶リサイクル……善元幸夫
 6の2・環境リサイクルショップで
 セッケンづくり、和紙づくり、アルミ缶あつめ/なぜ、アルミ缶あつめが大流行なのか?/
 「やたら集めてもらっても困る」というスチール缶協会/リサイクル運動のおとし穴
 [授業]アルミ缶は電気のカンヅメ……金子 奨
 暮らしとアジアをつなげる
 現代を問いなおす二つの視点/アルミ缶はどこで作られる?/得をしているのはだれか?/
 ほかの国から奪った豊かさ/日本は戦前と変わったのか
 
 III……ゴミは、どこへ行く?
 燃やして埋めればいいのか……依田彦三郎
 プラスチック以後の危険なゴミのゆくえ
 行政のゴミ対策は“ゴミかくし”にすぎない/焼却処理は恐ろしい有害物質を生みだす/
 有害ゴミ埋立処分は自然を脅かす/ゴミ問題は処理施設の「技術」だけでは解決しない
 [授業]ゴミのしまつをどうする?……菅原義一
 NHKテレビ「このゴミ燃えるか」を使って
 生ゴミはみんな残さず食べちゃおう?/燃えないゴミの処理は、埋める、かざる、割る、つぶす?/
 生ゴミ・紙・プラスチックを燃やしたら、どうなる?
 [授業]“土”をつくる……春日辰夫
 くさーい生ゴミが土になるまで
 うぇーっ、くさい! これがほんとうに土になるの?/1週間前よりくさいし、ウジもうじゃうじゃー/
 虫がいなくなって、匂いも消えた!/ビニール袋は腐らず残る?/ウジのわいた土で作った野菜を食べるの?
 [授業]ぼくらの声で町が変わった!……遠藤紀夫
 ゴミとわたしたちの町
 市長さんへ「ゴミ対策」の提案をする/市長さんから返事がきた/小さな主権者を育てるチャンス
 
 IV……水のよごれは、どこへいく?
 [授業]川は何を語るか……善元幸夫
 くさい中川・ださい墨田と子どもたち
 絵地図をつくって、墨田区を知ろう!/水と川のイメージをつなぐ/江戸時代の地図をみて、ビックリ/
 「ダサイ墨田、クサイ中川」をどう変えるか/「もし区長だったら」に応募して
 [授業]汚水と飲み水……渡辺良子
 ウンコ・オシッコ・農薬と浄水場
 どうして山や川は、ウンコだらけにならないか?/浄水場にオシッコや農薬は流れこまないか?/
 いちど使った水を、もういちど使えないか?/なんで、水道水にこんなに消毒の薬をいれるの?
 
 エピローグ◎だれが加害者で、だれが被害者か……依田彦三郎
 ■著者紹介
 
 依田彦三郎(ヨダ ヒコサブロウ)
 1937年、長野県に生まれる。現在、東京大学助手。
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