| ■おもな目次 
 プロローグ●公文式でつくられる人間像--平井雷太
 公文式“優秀児”には人間の固有の能力が育つのか
 
 第I章●公文式“プリント狂”時代
 孤立した母親を早期教育へ走らせるもの--北村年子
 ◎幼児教室は母親の育児ストレス解消の場だった
 ◎「いい子」のまま成長した母親が子どもを虐待する
 
 序列と競争につらぬかれた公文式教育観--平井雷太
 ◎親の努力しだいで“二歳で方程式が解ける”とけしかける
 ◎疑問をもたない“優秀な人間”を量産しつづける
 
 母と娘の公文教室の九年間--山崎桂子
 ◎公文をやめるといいだした長女との葛藤のなかで
 ◎「子どもの成長の芽をつんではいないか」と教室を閉じる
 
 第II章●公文式プリントの徹底検討
 自学自習力を育てない公文式プリント--平井雷太
 ◎公文式は“先生もらく、生徒もらく”な教材か
 
 「漢字・ことばカード」は脅迫カード◎伊東信夫
 ◎基本の150語がどのような理由で選ばれたのかわからない
 ◎「0歳児で文字が読めないと普通じゃない」と思わせる
 
 考える力を育てない算数・数学プリントの欠陥--榊忠男
 ◎モノの量、位取りや0の意味がつかめない
 ◎150題の「掛け算問題」に理論的構造がないのはなぜか
 
 第III章-営利主義がつくりあげた「優秀児」
 公文式教育研究の改革と再生をねがって--清水誓子
 ◎指導者の立場から「公文」のあり方を問う
 ◎公文に子どもを通わせている若いお母さんがたへ
 
 エピローグ・公文式からセルフ・ラーニングへ--平井雷太
 ◎どうすれば子どもが自発的に学ぶかのセルフ・ラーニングへ
 ◎自分で学習内容を決め、学ぶ体験をとおして子どもは育つ
 ■著者紹介
 
 平井 雷太(ヒライ ライタ)
 1949年、長崎県に生まれる。早稲田大学卒業後、公文数学研究センター、スイス・サマースクールなどの教育現場を体験。
 1980年、セルフ・ラーニングを実現可能にする「らくだ教材」の制作に着手。
 1990年から「押しつけない・命令しない・強制しない」関係を伝えるニュースクール講座を実施。
 現在「セルフラーニング研究所 すくーるらくだ」代表。
 ◎おもな著書
 『苦悶する公文塾』(一光社)、『らくだが翔んだ』(ウイ書房)、『セルフラーニング・どの子にも学力がつく』(新曜社)、『らくだ式学習法』(日本評論社・協力)、『らくだのひとり歩き』(日本評論社)など
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