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| その手は命づな ひとりでやらない介護、ひとりでもいい老後
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| 横川 和夫●著 |   
| ■2004年11月発行 ■四六判・並製  288ページ
 ■本体1900円+税
 ■ISBN4-8118-0715-4 C0036
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| 介護する側・される側、どちらの人生も大切にしたい。そんなシステムをつくりたい。 からだが弱っても、痴呆があっても、独り暮らしでも、暮らせる。
 ほんとうに必要な手助けがあれば。おたがいさまの他人同士だからこそ、できることがある。
 「まごころヘルプ」から「地域の茶の間」「うちの実家」へと広がる住民相互の支えあいを創った女性たち。
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| ■おもな目次 
 序章…やわらかな命づな
 これからヘルプに行きます●病気で人生変わったよ
 
 一章…おんな四十代、それぞれのスタート
 待たれていたメッセージ●十年先をよめば痴呆も怖くない
 生と死と家族の風景●産みの苦しみ
 
 二章…人の手を借りて生きるということ
 だれも生きることをあきらめてはいない
 壊れても不自由でも私の人生●ノーマライゼーションの樹
 
 三章…介護はゴールの見えないマラソン
 家族の異変に気づくとき●介護家族に休息なし
 いい看取りこそ家族の役目
 
 四章…いつもお年寄りのそばに
 老人ホームがはじまり●闘病から決断へ
 生きてていいよ
 
 五章…援助とは、自立支援とは
 する側の都合は、される側の不都合
 行政と市民のパートナーシップって?
 カツ子さんの回復のプロセス
 
 六章…次世代につなぐヘルプの手
 世代交代●虐待に他人のヘルプを
 現場でしか学べない
 
 七章…まちへ──「地域の茶の間」と「うちの実家」
 家の外へ、まちへ、人のなかへ
 「うちの実家」にいらっしゃい
 八十七歳、ミセさんのストレス
 
 終章…おたがいさまの他人同士で
 豪雨水害でもらった宝物●長続きの秘訣
 いずれはだれもが通る道
 ■著者紹介
 
 【著者紹介】横川和夫(よこかわ・かずお)
 1937年生まれ。ジャーナリスト。元共同通信編集論説委員。
 教育や子ども・若者・家族問題を中心に、日本社会の矛盾が表出する
 現場を一貫して追いつづけてきた。1993年、日本新聞協会賞受賞。
 浦河べてるの家を描いた『降りていく生き方』をはじめ、
 『不思議なアトムの子育て』(以上、太郎次郎社)、『もうひとつの道』
 『心を癒す場』『大切な忘れもの』『仮面の家』『かげろうの家』
 『荒廃のカルテ』『熱い鼓動』(以上、共同通信社)など著書多数。
 ■関連記事
 
 【「まごころヘルプ」と河田珪子】
 まごころヘルプは、介護する側・される側どちらの人生も大切にしたい、そのための住民参加型福祉サービスをという思いから、河田珪子氏が1990年に立ち上げた。介護・介助・子育て支援などのほかにも宅配夕食サービス、誰でも憩える「地域の茶の間」、誰でも泊まれる「うちの実家」などをスタートさせ軌道にのせる。03年度のヘルプ活動は4万3000時間、配食2万2500食、ヘルプを利用&提供した会員は2870人。利用する側の視点に徹底してたつその手法に信頼が集まる。
 ■関連ホームページ
 
 書評・関連リンク  http://www.tarojiro.co.jp/book/0715-4.html
 
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