■おもな目次
第1話─ぼくはネアカな”町のお医者さん” ●九代つづいた医家の一人っ子
のどかだった少年時代 大学闘争に参加し、無期停学に 町医者の内弟子にあこがれて 下町の診療所で医者修業 浮浪者に学んだ医療の原点 つぶれそうな診療所を引きうける 待合室で病気がなおる
第2話─わが家の子育て、それは自分流 ●三人の子の父親になる
連れ合いとの出会い 連れ合いの家事・育児分担”宣言” 息子が見せる”問題行動”を楽しむ 小さな”テロリスト”たち わが子には手をやく小児科医たち 患者さんとの井戸端会議 病気知らずの陽気な娘
第3話─障害をもつ娘と育ちあう ●保育を自分たちの手でする場をつくる
産休あけから娘は保育園へ 長女が病名不明の難病にかかる 娘の入退院で学んだこと 娘の危機、そして、奇蹟 地域に共同保育所をつくる 週に一日は保父さんになる 共同保育所から公立保育園へ
第4話─障害児が生きにくい社会は病んでいる ●普通学級で学ぶ娘からの問い
日本は「がんばり社会」 うさんくさい訓練法の氾濫 「患者の役割」を演じるな 「特殊学級」は学校のなかの異常 差別と闘う力を身につける 障害をもつ子の個性を生かす めげずに明るく突っぱって
第5話─病気はけっして悪いものではない ●子どもの病気とどうつきあうか
子どもが病気をするのはあたりまえ 子どもが熱をだしたら 困った抗生物質の乱用 病気をはやくなおす方法はない 「かぜは万病のもと」か 予防薬なんてほとんどない 医者の脅し文句「手遅れだ」 子どもの命を救う親の直観力 長寿時代の健康不安 病者にむけられる冷たい視線 病気とはなにか
第6話─お医者さんに遠慮はいらない ●小児科医とのうまいつきあい方
患者さんへのお願い 患者の側に立つ医者は少ない なるべく医者に頼らないこと 子ども好きな人─医者選び・ 患者をやたらと脅かさない人─医者選び1 子どもを一人まえに扱う人─医者選び2 患者ばなれのよい人─医者選び3 みんなで「医療マップ」をつくろう─医者選び4 医者に遠慮はいらない
第7話─「母と子の絆」論をけっとばせ ●もっと気楽に子育てを楽しもう
「子育て戦争」がはじまった 保育園育児か家庭育児か 「母性」は時代に利用されやすい 母親を悪者にする神話 ぼくの育児当番日 子育てはキレイゴトではすまされない ハラハラ、ドキドキも楽しみのうち
第8話─子育てはみんな好きなようにやればいい ●育児・家事をとおして見えてきたこと
子育ては男と女で 日本の集団主義を追いだそう 身を退けないでふんばろう 息苦しい社会に挑戦! パターナリズムとはなにか 育児も教育も医療もお節介だらけ 「お節介」はお節介 「ヘンなおじさん」になりたい
子育て、その後─二十年後のエピローグ
三人の子どもたちの「その後」 障害のある子の高校進学って? 運動に参加しながら 選択肢を奪われている現実 学校こそが、ともに生きる経験の場 三浪のすえ全日制高校に入学! 点数主義と闘いながらの卒業 子どもとともに生きる、ときに闘いながら
■著者紹介
山田 真(ヤマダ マコト) “手づくり医療”をめざす町のお医者さん。1941年、岐阜県美濃市に生まれ、実家も医者で、真さんは十代目。保父さんの経験もある三人の子の父親。一人には障害がある。夫婦別姓の共同生活で家事も育児も分担。八王子中央診療所所長。「障害児を普通学校へ・全国連絡会」の世話人をつとめるほか、医療被害者運動、障害児(者)の運動、公害闘争などにもかかわる。 著書・共著書に『はじめてであう小児科の本』『びょうきのほん』『おねしょの名人』(以上、福音館書店)、『手のかかる子の育て方』(筑摩書房)、『育育児典』(岩波書店)、『小児科BOOK』 I II (ジャパンマシニスト社)、『子どもと病気』(太郎次郎社)ほか多数がある。雑誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』(ジャパンマシニスト社)の編集代表もつとめる。
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