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※終了しました【イベント情報】〈公正〉を乗りこなす●2023年12月22日(金)朱喜哲×関口竜平「『みなでとりくむ命がけの挑戦』に参加するための足場を作る」@幕張・本屋lighthouse幕張支店

※終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

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2023年12月22日(金)に幕張・本屋lighthouse幕張支店にて、『〈公正〉を乗りこなす』刊行記念トークイベントを開催します。

本屋lighthouseの灯台守(店主)・関口さんは自らの店がセーファースペースであることを目標に掲げて日々営業されていますが、『〈公正〉を乗りこなす』を読んで、セーファースペースを目指すための「土台」となるような「理論」がここにあると感じられたそうです。「公正」な本屋のあり方とは? より良い社会をつくるには? 著者の朱さんと考えます。

※本屋lighthouseさんの本イベント案内ページはこちら

関口竜平(せきぐち・りょうへい)
1993年2月26日生まれ。法政大学文学部英文学科、同大学院人文科学研究科英文学専攻(修士課程)修了ののち、本屋lighthouseを立ち上げる。著書『ユートピアとしての本屋 暗闇のなかの確かな場所』(大月書店)。将来の夢は首位打者(草野球)。特技は二度寝。

朱喜哲(ちゅ・ひちょる)
1985年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学社会技術共創研究センター招へい教員ほか。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。前者ではヘイトスピーチやデータを用いた推論を研究対象として扱っている。 共著に『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(さくら舎)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、『信頼を考える』(勁草書房)など。共訳に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ブランダム著、勁草書房)などがある。

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2023年11月29日(水)
『〈公正〉を乗りこなす』刊行記念
朱喜哲×関口竜平
「『みなでとりくむ命がけの挑戦』に参加するための足場を作る」


●出演
関口竜平さん[本屋lighthouse灯台守]
朱喜哲さん[哲学者/『〈公正〉を乗りこなす』著者]

●日時
2023年12月22日(金)
開演:19:00

●入場料
店内参加→1500円
配信参加→1000円

店内参加について:定員10名
配信について:リアルタイム/アーカイブ(録画)ともにツイキャスを利用します。アーカイブはイベント日より2週間後まで視聴可能です。
情報保障について:当日リアルタイムでの情報保障が難しいため、後日「文字起こし&編集を施した記事」にして販売します。こちらは文字情報のみで、500円での販売を予定しています。

●会場
本屋lighthouse幕張支店[地図]
〒262-0032 千葉県千葉市花見川区幕張町5-465-1-106

●参加方法
店内参加申込はこちらから→https://airrsv.net/books-lighthouse/calendar/menuDetail/?schdlId=T002DA05CD
配信参加申込はこちらから→https://twitcasting.tv/book_lighthouse/shopcart/272721
書籍は店内およびウェブストアからも購入可能です。
https://lighthouse24.thebase.in/items/76755543

●イベント詳細
本屋lighthouseはセーファースペースであることを目標に掲げ、誰もが安心していられる空間を作るにはどうすればいいかを日々考えていますが、その実践は非常に難しく常に頭を悩ませています。

そんななか、今年8月に刊行された朱喜哲『〈公正〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)を読み、ここにはなにかヒントになるのではないか、セーファースペースを目指すための「土台」となるような「理論」がここにあるのではないか、と感じました。

本書は、アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」がどのように使われているかを検討し、多様な議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探った一冊です。

……と書くとちょっと難しく思えるかもしれませんが(私も言語哲学についてはよくわかっていません)、本屋(であること)と一個人(であること)が切り離せない状態、つまり本屋運営(現実世界&SNS)と個人としての生活、そのいずれにおいても〈公正〉ということをふまえ実践せねばならないなかで、本書で紹介されているアメリカの政治哲学者ジョン・ロールズの「(社会とは)みなでとりくむ命がけの挑戦」であるというテーマは、少し変な言い方かもしれませんが非常に勇気をもらえるものでした。あまりにも難しいこと/すぐに成果が出ないことをやり続けていくのは辛く苦しいものですが、そこに理由と意義を与えてもらったような気がしたのです。

セーファースペースを目指すということは、つまるところ社会をよりよいものにしていくことと同義のようにも思えます。

しかしそこにはいくつかの障壁があり、それゆえに辛く苦しいものになってしまいます。

本書ではそのひとつを「〈公正〉といった言葉を使うときの息苦しさ」として扱っていますが、今回のイベントでは「社会をよりよくするには」ということを考えたときに、本書を読んで私が突き当たった2つのポイントを考えてみたいと思います。

①いわゆる「論破」に抵抗するためには(会話をとめないということ)
②ある差別への抵抗が別種の差別を生み出してしまうのを避けるには(善の構想と正義を区別すること/残酷さを軽減すること)
*()内は本書で言及されるテーマ

この2点を中心に、本書の筆者である朱さんとともに考えていく時間にしたいと思います。
「みなでとりくむ命がけの挑戦」へのご参加、お待ちしております。

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