近藤原理(こんどうげんり)
1931年、五島列島・小値賀島で生まれ、平戸に育つ。 1950年から32年間にわたり、山口・長崎両県の小学校教員。1982年より純心女子短期…続きを読む
発行日 | 1999年07月発行 |
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判型 | 四六判・上製 |
頁数 | 208ページ |
価格 | 本体2095円+税 |
ISBN | ISBN978-4-8118-0653-2 |
Cコード | C0036 |
日本の障害児者福祉と教育の草分け的存在である著者が、実践の50年を整理し全体像を描いた。その仕事の原点には、荒れ地を拓き、田畑を耕し、ブタを飼い、自力で地域につくりだした共同生活がある。
プロローグ-見方を変えること
I—-ひとすじの拓かれた道
障害児教育・福祉の実践五十年
1 原爆から障害児教育まで
みずから求めて仲間と学んだ戦後八年
2 実践こそわがいのち
II—-家族や地域から切り離さない教育
小学校障害児学級での実践
1 発達と生きがいを大切に
2 生きがいにつながる教科指導
3 交流をはぐくむ福祉の心
4 障害児教育の改革
III—時代に応える社会福祉教育
大学ガイダンスセミナー長崎会場での講演(平成七年)
IV—障害があっても地域でふつうに暮らす
ともに生き、ともに老いる
1 あるがままに、あたりまえに
2 共同生活で大切にしてきたこと
V—-「なずな」に育って 近藤 真
VI—「なずな」を支えてきた女性たち 新福信夫
エピローグ-祈り・想い・夢
なずな障害児教育福祉合同研究会の歩み 吉岡久美子